一般診療

発熱

発熱って何℃以上のこと?

37.5℃以上とされています。
体温には年齢差・個人差があり、一概に何℃以上が発熱と決めるかは難しいのですが、目安として腋窩温で37.5℃以上を発熱とすることが一般的です。

発熱しているのは悪いこと?

必ずしも悪いこととはいえません。
発熱そのものは、病気を治そうとしている生態防御反応の1つであり、体温が高いことでウイルスに対する抗体をつくりやすくなると考えらえています。
ご家族にとって心配な発熱も、こどもたちの体がウイルスを抑え込もうとしている反応そのものなのです。

熱が高いほど重症なの?

発熱体温が高いほど重症とは限りません。
熱以外の症状や状態(ぐったりしている・顔色が悪いなど)が非常に重要です。
ただし、生後3ヶ月未満のあかちゃんの発熱(38℃以上)はそれだけで重症の可能性があり、医療機関を速やかに受診してください。
発熱していることが誘因となり、熱性けいれん(ひきつけ)を来すこともあります。
経過を追うことが非常に重要です。発熱が持続することで、あとから川崎病や肺炎などの診断に至ることもあります。
発熱が持続する場合(3~4日以上)・ぐたっりして顔色が悪い場合・呼びかけてもボーっとしている場合・何度も嘔吐している場合・水分が取れず、おしっこが少ない場合・けいれんした場合などは、医療機関を受診してください。

咳 (咳嗽(がいそう))

咳ってなんで起こるの?

咳は、空気の通り道(気道)の分泌物や異物を排除し、気道の閉塞や感染を予防しようとする生理的な防御機能で起こります。

風邪の咳ってどれくらい続く?

ウイルス性気道感染症(いわゆる風邪)の咳は、50%は10日以内に、90%は25日以内に消失するとされています。
言い換えれば…風邪の咳でも 4週間程度 続くことがあります。ただし、2週間以上続く咳は風邪以外の病気の可能性を考慮します。ウイルス性気道感染症(上気道炎/気管支炎など)と診断された後も、2週間以上咳が続く場合は医療機関でご相談ください。
咳は持続する期間によって3つに分類されています。

  • 急性咳嗽 :持続期間が3週間未満
  • 遷延性咳嗽:持続期間が3週以上8週未満
  • 慢性咳嗽:持続期間が8週間以上

長引く咳(慢性咳嗽)の原因は?

慢性咳嗽の原因で多いのは… ある調査では(小児科外来患者 2638名を対象に調べてた結果では)

  • 呼吸器感染症(感染後咳嗽,百日咳など):35.1%
  • 気管支喘息:33.4%
  • 後鼻漏症候群(鼻/副鼻腔炎,アレルギー性鼻炎):24.3%

が原因であったと報告されています。年長児では、稀ですが、アトピー咳嗽(0.8%)、心因性咳嗽(0.4%)なども長引く咳の原因となります。
(感染後咳嗽:急性期を過ぎて病原体が消えた後も感染の影響で咳の感受性が亢進し、咳嗽が遷延する)

嘔吐(おうと)

嘔吐とは?

胃などの消化管内容物が、強制的に食道上部に激しく押し戻されておこる現象です。
年齢によって嘔吐を来しやすい病気が異なります。
年齢や経過、全身状態などを考慮し、嘔吐を来している理由を考えます。

赤ちゃんが吐きました…どんな病気?

新生児期(生後4週迄)の嘔吐では消化管閉塞(肥厚性幽門狭窄症など)・代謝異常・ミルクアレルギー・脳出血などを考慮しますが、哺乳中や哺乳後に少量のミルクをダラダラと吐く場合は、病的なものではありません(溢乳:いつにゅうと言います)。
ゲップが上手にできない場合にも嘔吐することがありますが、これも病的なものではありません。
赤ちゃんがぐったりしている場合、顔色が悪い場合、発熱を伴う場合などは速やかに医療機関を受診してください。

幼稚園児が吐きました…どんな病気?

乳幼児期の嘔吐では、ウイルス(ノロウイルスやアデノウイルスなど)によるウイルス性胃腸炎が原因のことがほとんどですが、
髄膜炎や腸重積症(ページリンク)、頭部外傷などの可能性も考慮する必要があります。
中耳炎、尿路感染症、鼠径ヘルニア嵌頓、咳嗽による反射でも嘔吐することがあります。
ぐったりしている場合、顔色が悪い場合、血便を認める場合などは速やかに医療機関を受診してください。

小学生が吐きました…どんな病気?

学童期の嘔吐は、乳幼児期と同様にウイルス性胃腸炎による嘔吐がほとんどです。ウイルス性胃腸炎以外では…
周期性嘔吐症候群では発作性に繰り返す嘔吐を特徴とします。2歳頃より発症し, 10歳頃までには消失します。
溶連菌・アデノウイルスによる咽頭炎でも、咽頭痛による嘔吐を認めることがあり、胃潰瘍/十二指腸潰瘍、片頭痛、上腸間膜動脈症候群、脳腫瘍でも嘔吐を来すことがあります。
また、思春期になると起立性調節性障害、自律神経調節性障害、過敏性腸症候群などで嘔吐することもあります。

ウイルス性胃腸炎で嘔吐している場合、どのように対応したらよいですか?

いわゆる「お腹のかぜ」であるウイルス性胃腸炎では、特異的な治療法はありません。乳幼児は頻回の嘔吐で容易に脱水状態になってしまうことがあるので注意が必要です。嘔吐した後は2時間程度は飲み食いをさせず、飲水を再開する場合は少量の水分を時間をかけて摂取することをお勧めします。お茶やお水でも構いませんが、経口補水液(OS-1やアクアライトORS)の摂取をご検討ください。医師の指示に応じて制吐剤(ナウゼリン坐剤など)を使用し、吐き気を抑制させることもあります。 
嘔吐が続き、水分が半日以上飲めない場合・ぐったりしている場合・顔色が悪い場合・血便が出た場合・おしっこが少ない場合は医療機関を受診してください。

下痢

下痢って?

下痢下痢とは便の固形成分の割合が減少し(軟便)、水分の割合が増加した状態で(水様便)、多くは排便回数や量の増加を伴います。頻回の下痢に伴い、脱水になってしまう可能性があります。
下痢の持続期間により、急性下痢症と慢性下痢症(2週間以上持続する)に分けます。
下痢・脱水を評価する際は下痢の期間, 便の性状, 発熱/嘔吐/腹痛の有無, 体重増減の有無, 食事の内容などを確認することが大切です。

急性下痢症って?

急性下痢症は、感染性下痢症と非感染性下痢症に分けられます。
感染性下痢症の多くはウイルス性胃腸炎が多く、ノロウイルス・ロタウイルス・アデノウイルスなどが原因となります。
ウイルス性胃腸炎以外では、細菌性胃腸炎(サルモネラ菌・カンピロバクター・病原性大腸菌など)が原因となることもあります。非感染性下痢には、食物アレルギーや薬剤性などがあります。

慢性下痢症って?

慢性下痢症は、下痢が2週間以上続く下痢症です。原因は多岐にわたり精査が必要です。
過敏性腸症候群、炎症性腸疾患(クローン病/潰瘍性大腸炎)、ホルモン産生腫瘍などが考えられます。

ウイルス性胃腸炎への治療は?

脱水の程度で治療方針が異なります。
軽度~中等度の脱水であれば、経口補水液(OS-1やソリタT2顆粒など)と整腸剤投与などで経過観察とします。
中等度~高度の脱水を認め、経口摂取が困難な場合は、入院治療の適応となります。

中等度の脱水とは?

中等度の脱水の目安としては…5~10%の体重減少・ぐったりしている・涙が少ない・口や舌が少し乾燥している・尿量がかなり減っている 等の症状を認めている場合は中等度以上の脱水がある可能性があります。医療機関を受診するようにしてください。

ウイルス性胃腸炎による下痢のとき、母乳栄養は中止した方がいい?

母乳栄養は継続して頂いて問題ありません。ウイルス性胃腸炎時に腸管への安静を保つために絶食とすることは推奨されていません。

ウイルス性胃腸炎による下痢のとき、人工乳栄養は中止した方がいい?

人工乳栄養も継続して頂いて問題ありません。また、人工乳を希釈する必要もありません。飲める量をあげて、経口補水液の追加も検討してください。
ただし、乳糖不耐症による下痢の場合は、乳糖制限を考慮する必要があります。

消化の良い食事って?

煮る・蒸すなどで食材を柔らかくして調理すると消化がよくなります。
 (お粥、煮込んだうどん、柔らかく煮た野菜、湯豆腐、半熟たまご、鶏肉ささみ、りんご(すりおろし)、バナナ、牛乳、イオン飲料など)

下痢の原因となるウイルスやばい菌にはどんな種類があるの?

下痢の原因となるウイルスや細菌は多岐にわたります。
下記に代表的な胃腸炎の原因となる感染症を列挙させて頂いています。

流行期 潜伏期間 便の性状 下痢の継続期間
アデノウイルス 通年 (夏>冬) 7~8日 水様便 7~10日間
ノロウイルス 24~48時間 水様便 特有の臭いあり 12~48時間
ロタウイルス 48~72時間 水様便 特有の臭いあり 2~10日間
サルモネラ菌 春~夏 ~72時間 水様便 粘血便 ~7日間
カンピロバクター 通年 (初夏に多い) 1~7日 水様便 粘血便 ~7日間
腸管出血性大腸菌 通年 2~7日 血便 ~2週間

こどもの血便

血便の原因は?

いろいろな病気により血便を来す可能性があります。少量の血便と下痢症状を伴う場合は、ほとんどの場合はウイルス性腸炎(いわゆるお腹の風邪)です。
発熱と強い消化器症状を伴う場合、細菌性腸炎(ばい菌が原因です)が原因のことがあります。元気な赤ちゃん(多くは母乳栄養児)に少量の血便を認めた場合は、リンパ濾胞増殖症の可能性があります。正常便に血液の付着があれば、便秘による裂肛が血便の原因かもしれません。
これら以外にも、腸重積やメッケル憩室からの出血、IgA血管炎、炎症性腸疾患(思春期)など血便の原因は多岐にわたります。血便を認めたら、医療機関にご相談ください。

発突性発疹

原因は?

HHV-6(ヒトヘルペスウイルス6型)というウイルスが原因です。

感染経路は? 潜伏期間は?

既に感染しているご家族から感染する(水平感染)と考えらています。潜伏期間は10~14日間です。

症状は?

発熱(3~4日間)し, 解熱後に発疹を認めます(発疹が出現するころが最も不機嫌になる傾向があります)。
発疹は2~3日くらいで自然に消えてしまいます。典型的な発疹を認めることが多いのですが(70%程度)、発疹を認めないこともあります。
好発年齢は2歳未満です(一度罹患しても、HHV-7による2度目の突発性発疹として2~4歳頃に発症することがあります)が、多くのお子さんが生後6ヵ月~1歳頃に罹患することが多いです。熱性けいれんを合併することがあります(稀に脳炎・脳症を合併することもあります:年間150例程度)。けいれんしている・意識状態が悪い・顔色が悪いなどの症状を認める場合は速やかに医療機関を受診してください。

診断は?

解熱後に発疹を認めた時点で診断することがほとんどです。発疹が出現する前に突発性発疹と診断することは困難です。

治療は?

特異的な治療法はありません。基本的には予後良好な病気であり、対症療法にて経過観察するのみで軽快することがほとんどです。

熱性けいれん(ひきつけ)

熱性けいれんとは?

発熱(通常は38℃以上)を伴う発作性疾患(けいれん性 & 非けいれん性(脱力/一点凝視/眼球上転のみ))を熱性けいれんといいます。
手足をガクガクさせる、白目をむく(眼球上転)、全身を突っ張る、ボーっとするなどがけいれんの症状です。
通常、これらの症状は5分以内におさまり、脳障害や知能低下などを引き起こさない予後の良いけいれんとされています。
(5分以上続くけいれんで投薬が必要な場合・発作後に意識障害が30分以上続く場合・短時間でけいれんを繰り返す場合などは入院加療が必要になります)

何歳くらいで起こりやすい? 熱性けいれんは繰り返す?

生後6ヵ月~5歳 で起こりやすいとされています。 5歳までの乳幼児のうち、7~11 %のお子さんが熱性けいれんになるとされています(「10人に1人は熱性けいれんになる」)。
一度 熱性けいれんになったお子さんのうち、熱性けいれんを2回以上繰り返すお子さんは約30%程度とされています。

けいれんした場合はどうすればいいですか?

吐いた場合に備えて顔を横に向けてください。(舌を噛まないように物をくわえさせるようなことは不要です)
可能であれば、けいれんの持続時間やけいれんの様子(左右差があるなど)を確認してください。
5分以上けいれんが持続する場合や意識状態が悪い場合などは速やかに医療機関を受診してください。

けいれんは止まっていますが、薬は必要ですか?

初回のけいれんの場合は、必ずしも投薬(ジアゼパム坐剤)は必要ではありません。2回以上、熱性けいれんを起こした場合、投薬(ジアゼパム坐剤)による再発予防の有効性は高いとされています。
(ただし、投薬による副反応もあるので、投薬に関しては医療機関でご相談ください)。

解熱剤は使ってはだめ?

使っても大丈夫です。(過去には「解熱剤使用後の熱の再上昇による熱性けいれんの再発」が心配されていたこともありましたが、現在はその心配はないとされています)
ただし、解熱剤を使用することで熱性けいれんが予防できるということはありません。発熱による苦痛を緩和する目的で使用をご検討ください。

RSウイルス感染症

原因は?

RSウイルスというウイルスが原因です。風邪の原因とされるウイルス感染症の 1つです。

感染経路は? 潜伏期間は?

鼻汁や喀痰を介した接触感染・飛沫感染で感染します。潜伏期間は3~5日間です。

症状は?

まず鼻汁と発熱(微熱が多い)が出現し、2~3日後頃より咳を認めるようになります。
年長児以上のお子さん達は、咳の出現後に回復へと向かいます(7~12日で改善することが多い)が、乳幼児のお子さんは更に悪化していくことがあります。
咳が強くなり、喘鳴(ゼ~ゼ~)が出現するようになり、呼吸苦が悪化していきます(症状出現後より1週間程度かけてどんどん悪化することがあります)。
6ヵ月以下のお子さん・先天性心疾患のお子さんの場合などは重症化し、人工呼吸器管理が必要になることもあります。
1歳までに70%が感染し、2歳までにほぼすべてのお子さんが感染すると言われています。RSウイルスは生涯に何度も感染を繰り返します。

診断は?

1歳未満であれば、迅速検査キット(15分程度で結果が出ます)で診断することが可能です。
(シナジスを投与されているお子さんであれば、1歳以上でも検査が可能です)
(1歳以上であれば、血液検査等で検査/診断することは可能ですが、検査結果が出る頃(数週間後)には軽快している可能性があります)

治療は?

特異的な治療法はありません。症状を和らげる対症療法のみの対応になります。(一部のお子さんは、予防薬であるシナジスを接種することができます)

ヒトメタニューモウイルス感染症

原因は?

ヒトメタニューモウイルスというウイルスが原因です。風邪の原因とされるウイルス感染症の 1つです。
2歳までに半数のお子さん達が感染し、10歳までにはほぼ全員のお子さんが一度は感染すると言われています。
3~6月に感染することが多いとされています。一度感染したことがあっても、インフルエンザウイルスのように何度も感染することがあり得ます。

感染経路は? 潜伏期間は?

鼻汁や喀痰を介した接触感染・飛沫感染で感染します。潜伏期間は4~6日間です。

症状は?

咳、鼻汁、喘鳴(ゼ~ゼ~)、発熱などのいわゆる風邪の症状を認めます。
発熱は5日間程度続くことがあります。一部のお子さん(乳幼児)は、細気管支炎・肺炎・気管支喘息の悪化などを認め、重症化することがあります。
重症化した場合は(酸素投与が必要な場合など)、入院での治療が必要になることがあります。
2歳までに50%が感染し、5歳までに75%、遅くとも10歳までにほぼすべてのお子さんが感染すると言われています。多くの場合、1~2週間程度で症状は改善します。

診断は?

6歳未満で、症状から強く肺炎が疑われる場合は、迅速検査キット(10分程度で結果が出ます)で診断することが可能です。

治療は?

特異的な治療法はありません。症状を和らげる対症療法のみの対応になります。

溶連菌感染症

原因は?

A群β溶血性連鎖球菌という細菌が原因です。

感染経路は? 潜伏期間は?

唾液や鼻汁を介した飛沫感染です。潜伏期間は2~5日です。

症状は?

のどの痛み(扁桃腺の腫脹/上あごの粘膜に小さな出血班), 発熱 (咳/鼻汁などは殆ど認めません),発疹(発疹を伴う場合, しょう紅熱とも言われます), イチゴ舌などの症状が認められます。皮膚に感染してとびひの原因になることもあります。
4~10歳頃のお子さんに多くみられます(3歳未満のお子さんには稀とされています)。

診断はどうやってするの?

迅速検査キットで診断しますが、必ずしも正確ではありません。
(溶連菌感染で『ある』人を85%の確率で陽性と判断できます。溶連菌感染で『ない』人を95%の確率で陰性と判断できます。)最も正確な検査方法は培養検査という方法ですが、結果が出るのに1週間程度かかります。

治療は?

抗生剤(ペニシリン系抗生剤など)を7~10日間 内服加療します。 
治療後、1~2日後に解熱することが多いですが、解熱しても医師の指示通りに抗生剤は飲み切るようにしてください。
2週間後頃に尿検査が必要です(急性糸球体腎炎(溶連菌合併症の1つ)の有無を評価する必要があります)。

クループ(急性喉頭気管気管支炎) 

クループ症候群 = クループ(急性喉頭気管気管支炎)+急性喉頭蓋炎+細菌性気管支炎

変な咳(犬が吠えるような咳)の原因は?

感染(ウイルス(パラインフルエンザウイルスなど) or 細菌性感染) により喉頭(のどの奥)が狭くなることで特有の咳が出ます。
 (感染だけではなく、アレルギーや異物などにより同様の特有な咳が出ることもあります)

症状は?

軽症では、犬吠様咳嗽(オットセイの鳴き声/犬が吠えるような咳)、嗄声(しゃがれた声) のみを認めます。
中等症では、吸気性喘鳴(ゼ~ゼ~)や努力性呼吸(陥没呼吸など)を認めるようになり、重症では、顔色が悪くなり、意識状態が悪くなってしまいます。好発年齢は、6ヵ月~3歳頃までの乳幼児のお子さん達です。
(クループに類似した症状を呈する急性喉頭蓋炎は、発症から24時間以内に急激に呼吸困難が悪化する可能性があります)

診断は?

症状から診断することがほとんどです。必要に応じてレントゲン検査・喉頭鏡検査などを行うことがあります。

治療は?

吸入療法(アドレナリン)や内服療法(ステロイド)を行います。
(クループに類似した症状を呈する急性喉頭蓋炎の場合、集中治療管理(気管切開術など)が必要になります)

インフルエンザ

原因は?

インフルエンザウイルスによるウイルスが原因です。インフルエンザウイルスには, 3つの型(A型/B型/C型)がありますが、日本の冬季に流行るはA型とB型です。

感染経路は? 潜伏期間は?

唾液や鼻汁を介した飛沫感染・接触感染です。潜伏期間は1~7日間(通常 2日前後)です。

症状は?

突然の高熱、咳、鼻汁、頭痛、関節痛、筋肉痛などを認めます。嘔吐や下痢などの消化器症状を認めることもあります。発熱は4~5日間続くことが多く、小児の場合は一旦解熱した後、数日後に再び発熱する(二峰性の経過)ことがります。
肺炎(重度の呼吸困難など)やインフルエンザ脳症(けいれんや意識障害など)の合併には注意が必要です。合併症がなければ1~2週間で軽快します。

診断は?

迅速検査キット(10分程度で結果が出ます)で診断します。ただし、発症後12時間以内あるいは、5日以降経過している場合は診断の精度が低下します。

治療は?

抗インフルエンザ薬(タミフル、イナビルなど)投与を行います(発症後48時間以内に)。
抗インフルエンザ薬はウイルス増殖を抑える薬であり(有熱期間の短縮(1~2日程度の短縮))、ウイルスを減らす・駆逐する薬ではありません。

手足口病

原因は?

エンテロウイルスとういうウイルスが原因です。

感染経路は? 潜伏期間は?

飛沫感染・糞口感染・接触感染で感染します。潜伏期間は1~5日間です。

症状は?

夏季に流行し、軽度の発熱(発熱がないことも多い)、咽頭痛などを伴って発症します。発熱2日目頃より、手のひら・足の裏・足の甲・口の中に2~5mm程度の水疱が出現します(おしりや膝にもしばしば認めます)。水疱は痂皮(かさぶた)を形成せずに治癒します。通常、3~7日ほどの経過で改善します。

診断は?

症状から診断することがほとんどです。
 (血液検査等で検査/診断することは可能ですが、検査結果が出る頃(数週間後)には軽快している可能性があります)

治療は?

特異的な治療法はありません。症状を和らげる対症療法のみの対応になります。

ヘルパンギーナ

原因は?

エンテロウイルスとういうウイルスが原因です。

感染経路は? 潜伏期間は?

飛沫感染・糞口感染で感染します。潜伏期間は1~5日間です。

症状は?

夏季に流行し、突然の高熱(41℃近くまで達することもあります)で発症し、のどの痛みやよだれが増えるなどの症状を認めます。嘔吐や腹痛を認めることもあります(25%程度)。
口の中の口蓋垂(のどちんこ)付近に小水疱や潰瘍、発赤を認めます。1~4日後に解熱し、口の中の水疱などは3~7日後に改善することがほとんどです。

診断は?

症状から診断することがほとんどです。
 (血液検査等で検査/診断することも可能ですが、検査結果が出る頃(数週間後)には軽快している可能性があります)

治療は?

特異的な治療法はありません。 症状を和らげる対症療法のみの対応になります。

咽頭結膜炎(プール熱)

原因は?

アデノウイルス(3型, 7型など)によるウイルスが原因です。

感染経路は? 潜伏期間は?

接触感染・飛沫感染などで感染します。潜伏期間は7~10日間とされています。

症状は?

夏季に流行し、咽頭痛・咽頭発赤、眼球結膜充血・目やに、発熱を認めます。39℃以上の発熱が3~7日間続くことがあります。
発症から10日前後で改善することが多いです。

診断は?

迅速検査キット咽頭用・結膜用(クイックチェイサー Adeno眼R)などで診断します(10分程度で結果がでます)。
必ずしも検査結果は正確ではありません 。
(アデノウイルスに『感染している』人を20%の確率で『感染していない』と判断されてしまう可能性があります)

治療は?

特異的な治療法はありません。必要に応じて眼科の受診をお勧めさせて頂きます。
必要に応じて炎症を抑える点眼薬(フルメトロン点眼液など) や抗生剤の点眼薬を予防的に使うこともあります。

流行性角結膜炎(はやり目)

原因は?

アデノウイルス(8型, 19型など)によるウイルスが原因です。

感染経路は? 潜伏期間は?

接触感染・飛沫感染などで感染します。潜伏期間は7~10日間とされています。

症状は?

眼球結膜充血・目やに、耳前リンパ節腫脹などを認めます。他のウイルス性結膜炎より症状がつよいのが特徴です。片方の目で発症した後、もう一方の目が感染して遅れて充血や目やにを認めるようになることもあります。発症後5~8日ごろに症状が最もつよく、発症後7~10日後ごろに改善しはじめ、完治までに2週間程度かかります。角結膜炎がひどい場合は、角膜が白く濁ってしまい、角膜に傷が残ることがあるので注意が必要です。

診断は?

迅速検査キット結膜用(クイックチェイサー Adeno眼R)などで診断します(7分程度で結果がでます)。

治療は?

特異的な治療法はありません。必要に応じて眼科の受診をお勧めさせて頂きます。必要に応じて炎症を抑える点眼薬(フルメトロン点眼液など) や抗生剤の点眼薬を予防的に使うことがあります。

マイコプラズマ感染症

原因は?

マイコプラズマ・ニューモニエという細菌が原因です。

感染経路は? 潜伏期間は?

咳・鼻汁などを介した飛沫感染で感染します。潜伏期間は2~3週間です。

症状は?

潜伏期間の後、発熱・咳・倦怠感・頭痛などを伴って発症します。胃腸炎症状(嘔吐・下痢など)や筋肉痛を認めることは稀です。
自然に軽快しうる感染症ですが、約10%で肺炎になることがあります(比較的乾いた咳のことが多いです)。皮膚症状(斑状丘状疹)、中枢神経系合併症(脳炎など)、心筋炎などを合併することもあります。長引くと咳は徐々に強くなり、解熱後も咳だけが残り、咳が3~4週間ほど続くこともあります。

診断は?

LAMP法という検査キット(咽頭ぬぐい液)で診断することが一般的です。結果が出るのに3日間ほどかかってしまいます。
迅速検査キット(10分前後で結果がでます)で診断されることもありますが、正確性に欠けるといわれています。
(感染初期には陰性になってしまうことがあります。いったん感染してしまうと、半年~1年間は迅速検査が陽性になることがあります。)

治療は?

抗生剤(マクロライド系抗菌薬など)投与が必要なことがあります。マイコプラズマによる急性上気道炎や軽度気管支炎であれば、抗生剤の投与がなくても自然に軽快することがあります。呼吸が苦しく、水分が取れない場合などは入院して治療することもあります。

はしか(麻疹)

原因は?

麻疹ウイルスというウイルスが原因です。

感染経路は? 潜伏期間は?

空気感染・飛沫感染・接触感染で感染します。潜伏期間は10~12日間です。

症状は?

3つの病期(①~③)に分かれています。発熱後にいったん解熱し、再度発熱して高熱が1週間程度持続します。

  1. カタル期:発熱(38℃前後)、咳、鼻汁、眼の充血、目やになどの感冒様の症状を認めます。その後、いったん解熱します。
  2. 発疹期:解熱後半日ほどすると再度、発熱(39℃以上)し、発疹が出現します。(発疹は、耳の後ろ・首まわりから始まり、全身に広がります)。
    カタル期後半~発疹期1-2日目に口の中(頬粘膜)にやや隆起した白色の小さな斑点(コプリック班)を認めます。
  3. 回復期:発疹は黒ずんだ色素沈着へ移行し、発症後7~10日後に回復します。

はしかの患者さんのうち、約30%で合併症を認めます。合併症は多彩(脳炎・肺炎など)で重症度も高く、先進国においても1000人に1~2人は亡くなるとされています(インフルエンザウイルスの10倍の死亡率)。

診断は?

コプリック斑や臨床症状を参考に診断されることが多いですが、血液検査(IgM抗体など)や咽頭ぬぐい液によるPCR検査などでも診断を行います。検査結果が出るのに時間を要します。

治療は?

特異的な治療法はありません。予防接種で予防することが非常に大切です。

風疹(三日はしか)

原因は?

風疹ウイルスというウイルスが原因です。

感染経路は? 潜伏期間は?

咳・鼻汁などを介した飛沫感染・接触感染で感染します。潜伏期間は2~3週間です。

症状は?

発熱、リンパ節腫脹、発疹の3症状が特徴です。
発熱(風邪症状/眼の充血/目やに等も)・リンパ節腫脹が出現して3~7日後に発疹が出現します(発疹は3日程度で改善します)。
3つの症状(発熱・リンパ節腫脹・発疹)が全部でるのは65%程度です。まったく症状がないのに感染していることもあります(不顕性感染といいます)(20~50%)。
稀に血小板減少性紫斑病や脳炎を合併することがあります。
ママが妊婦さんで風疹に罹患した(妊娠20週頃まで) 場合 、胎児のあかちゃんが先天性風疹症候群(先天性心疾患・難聴・白内障など)になってしまう可能性があります。
(先天性風疹症候群では、難聴は90%に合併し、白内障などの眼の病気は45%に合併すると言われています)
ママとパパが妊娠前にMRワクチンを接種するで、先天性風疹症候群を予防していくことがとても重要です(妊婦さんには接種ができません)。
(誕生日が1996年以前の男性、誕生日が1996年~1979年の女性が風疹にかかるリスクが高いと言われています(当時の予防接種スケジュールの為に))

診断は?

迅速検査等での早期診断はできません。早期に診断することは難しいですが、血液検査(風疹特異的IgM抗体の測定など)で診断します。

治療は?

特異的な治療法はありません。症状を和らげる対症療法のみの対応になります。予防接種により予防することが最も重要です。

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

原因は?

ムンプスウイルスというウイルスが原因です。

感染経路は? 潜伏期間は?

唾液などを介した接触感染・飛沫感染で感染します。潜伏期間は16~18日間です。

症状は?

耳下腺・顎下腺・舌下腺の腫れ(48時間以上の腫脹)が特徴的な症状です。好発年齢は3~6歳です。
片側の耳下腺が腫れた後、反対側の耳下腺は48時間以内に腫れることが多いのですが、片側のみの腫脹だけのこともあります。
耳下腺・顎下腺の腫れは、発症3日後くらいがピークで1週間程度で軽快します。なかには1週間以上続くこともあります。
無菌性髄膜炎(発熱・頭痛・嘔吐など)(3~10%に合併)、脳炎(0.02~0.3%に合併)や難聴(0.1%に合併)を合併することがあります。

診断は?

症状から診断することがほとんどです(血液検査等で検査することが可能ですが、検査結果が出る頃(数週間後)には軽快している可能性があります)。

治療は?

特異的な治療法はありません。耳下腺の疼痛に対しては鎮痛剤(アセトアミノフェンなど)の対症療法を行います。無菌性髄膜炎は自然経過で改善する比較的予後の良い合併症です(特異的な治療法はありません)。予防することが重要ですが、おたふくかぜの予防接種(1歳以上で接種可能です)は任意接種(有料)となっています。
しかし、葛飾区在住で葛飾区内で接種した場合、葛飾区より全額補助(無料で接種することが可能です)されます。

水ぼうそう(水痘)

原因は?

水痘・帯状疱疹ウイルスというウイルスが原因です。

感染経路は? 潜伏期間は?

感染力が非常に強く、空気感染・飛沫感染・接触感染で感染します。潜伏期間は14~16日です。

症状は?

軽度の発熱と発疹(水疱形成あり)で発症します。発熱は、発疹出現後2~4日間持続します。頭皮や口腔内にもしばしば発疹を認めます。手足には少ない傾向があります。
同じ場所に様々な発疹(丘疹・水疱・膿疱・痂皮(かさぶた形成))が混在していることが特徴です。合併症として、膿痂疹、ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群、急性小脳失調症、水痘脳炎などがあります。すべて痂皮化(かさぶた形成)するには7~10日間ほどかかります。

診断は?

症状から診断することがほとんどです。迅速検査キット、水痘皮内テスト、Tzanck法、PCR法などで診断されることもあります。

治療は?

抗ウイルス薬(アシクロビル、バラアシクロビルなど)を5日間 内服します。発疹にはフェノール亜鉛華リニメント(通称:カチリ)などを塗布することがあります。

りんご病(伝染性紅斑)

原因は?

ヒトパルボウイルスB19というウイルスが原因です。

感染経路は? 潜伏期間は?

唾液や鼻汁を介した飛沫感染・接触感染で感染します。潜伏期間は14~18日です。

症状は?

りんご病(伝染性紅斑)発熱(感染後, 7~10日後頃)(1~2日間の発熱), 両頬の網状の発疹 (感染後, 14~18日後)が主な症状です。発疹出現後7~10日前後で発疹は消失します。日光の刺激, 機械的な刺激により, 一度消失した発疹が再度出現することがあります(20%程度)。

診断は?

臨床症状から診断することがほとんどです
(血液検査等で検査することが可能ですが、検査結果が出る頃(数週間後)には軽快している可能性があります)。

治療は?

特異的な治療法はありません。基本的には予後良好な病気であり、対症療法にて経過観察するのみで軽快することがほとんどです。
頬の痒みが強い場合は、抗ヒスタミン薬を内服する場合もあります。

とびひ(伝染性膿痂疹)

原因は?

黄色ブドウ球菌やA群β溶血性レンサ球菌などの細菌が原因です。時に多剤耐性黄色ブドウ球菌が原因となります。湿疹、虫刺されや小さな傷口などに細菌が入り込むことで感染します。

感染経路は?

接触感染で感染します。引っ掻いた手を介して全身に膿痂疹が広がっていきます(火事の火の粉が飛び火することに似ているので「とびひ」と言われます)。 

症状は?

黄色ブドウ球菌が原因の場合、水疱性膿痂疹(水ぶくれができたり、膿がたまったりします)となります。水疱性膿痂疹がやぶれると、びらんとなります。明らかな水ぶくれがないこともあります。悪化すると、酷い火傷のような皮膚症状を呈し(ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群)、入院加療が必要なこともあります。A群β溶血性レンサ球菌の場合、痂皮性膿痂疹(膿がたまって、厚いかさぶたができます)となります。

診断は?

臨床症状から診断することがほとんどです。必要に応じて血液検査や培養検査などを行います。

治療は?

スキンケアや抗生剤の軟膏を塗布などで治療します。広範囲に広がって膿痂疹を認める場合は、抗生剤の内服治療を行います。

EBウイルス感染症(伝染性単核症)

原因は?

EBウイルスというウイルスが原因です。EBウイルスに初めて感染した場合の代表的な疾患を伝染性単核症といいます。伝染性単核球症以外にEBウイルスが関連する疾患には、EBウイルス関連血球貪食リンパ組織球症や慢性活動性EBウイルス感染症などがあります。

感染経路は?

唾液等を介する接触感染で感染します。潜伏期間は約6週間程度とされています。 

症状は?

発熱、のどの痛み、扁桃炎、頸部リンパ節の腫れ、肝臓/脾臓の腫れ、眼の周りの浮腫みなどを認めます。
発熱は38℃以上の高熱が1~2週間ほど持続することがあります(乳児では発熱期間は3日以内のことが多い)。
あかちゃん(乳幼児)で初感染した場合は、症状がはっきりしない(不顕性)・風邪のような症状だけのことがほとんどです(90%以上)。年長児や成人では、症状が出やすいとされています。

診断は?

必要に応じて血液検査を行います。血液検査結果が出るのに時間がかかります(場合により複数回の血液検査を行います)。

治療は?

特異的な治療法はありません。伝染性単核症は、1~2週間以内に自然治癒しますが、稀に遷延することがあります。
 (EBウイルス関連血球貪食リンパ組織球症や慢性活動性EBウイルス感染症などは治療に難渋する疾患です)

単純ヘルペスウイルス感染症

原因は?

 単純ヘルペスウイルス(HSV)というウイルスが原因です。HSVは2つに分類されており、1型(HSV-1)と2型(HSV-2)があります。

感染経路は?

接触感染など(胎内感染/垂直感染/水平感染等)で感染します。初感染した時の潜伏期間は2日~2週間です。

症状は?

新生児期に感染すると、重症化してしまう可能性があります(新生児ヘルペス)。
乳幼児期以降に初めて感染しても、ほとんどが無症状です(不顕性感染といいます)が、症状を呈した場合は強い症状がでてしまうこともあります(ヘルペス性歯肉口内炎)。
ヘルペス性歯肉口内炎では、発熱、首まわりのリンパ節が痛みを伴う腫脹、歯肉・口内炎、唇やその周囲に水疱を認めます(HSV-1が原因です)。
思春期や成人に多い単純ヘルペスウイルス感染症が性器ヘルペスです(HSV-2が原因となることが多い)。初感染時、多くは無症状です。
初感染後、ヘルペスウイルスは体の中に潜伏し(潜伏感染)、疲労・精神的ストレス・日光暴露・免疫能低下時などに活性化し、口唇や陰部に症状を引き起こします(再活性化)。
アトピー性皮膚炎などの皮膚バリアが損傷している場合に感染/再活性化すると、カポジ水痘様皮疹となり、重症化することもあります。
小児期には初感染/再活性化により単純ヘルペス脳炎を発症することもあり、重症化してしまうこともあります。
また、初感染/再活性化によって眼で炎症が起こった場合も結膜炎・角膜炎を引き起こしてしまうことにも注意が必要です。

治療は?

抗ウイルス薬(アシクロビル・バラシクロビルなど)を経口投与(5~7日間)にて治療するのが基本ですが、新生児ヘルペスでは点滴での抗ウイルス薬投与が必要であり、結膜炎・角膜炎では点眼薬での抗ウイルス薬の投与が必要となります。

学校感染症とその出席停止期間

感染症 出席停止期間の基準
インフルエンザ 幼児:発症後5日間が経過 & 解熱後3日間経過 学童:発症後5日間が経過 & 解熱後2日間経過
百日咳 特有の咳が消失するまで or 適正な抗生剤投与が終了するまで
麻疹(はしか) 解熱後3日間が経過するまで
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) 耳下腺等の腫脹後5日間が経過 & 全身状態良好
風疹(三日はしか) 発疹が消失するまで
水痘(水ぼうそう) すべての発疹が痂皮(かさぶた)化するまで
咽頭結膜炎(プール熱) 症状消退後2日間経過するまで
結核 医師が感染の恐れがないと認めるまで
髄膜炎菌性髄膜炎 医師が感染の恐れがないと認めるまで
腸管出血性大腸菌感染症 症状により医師が感染の恐れがないと認めるまで
流行性角結膜炎 症状により医師が感染の恐れがないと認めるまで
急性出血性結膜炎 症状により医師が感染の恐れがないと認めるまで
溶連菌感染症 抗生剤治療開始24時間後を経て全身状態良好
手足口病 発熱・口腔などの水疱/潰瘍を伴う急性期は出席停止 治癒期全身状態が改善すれば登校可
伝染性紅斑(りんご病) 発疹のみで全身状態が良好であれば登校 可
ヘルパンギーナ 発熱・口腔などの水疱/潰瘍を伴う急性期は出席停止 治癒期全身状態が改善すれば登校可
マイコプラズマ感染症 急性期は出席停止・全身状態が良ければ登校可
感染性胃腸炎 下痢・嘔吐症状が軽快し、全身状態が改善されれば登校可
伝染性軟属腫 出席可能(プールでのビート板の共用を避ける)
伝染性膿痂疹 出席可能(プール・入浴は避ける)

便秘(小児慢性機能性便秘症)

<正常排便回数> 排便回数(回/週) 排便回数(回/日)
0~3ヶ月(母乳) 5~40回 2.9回
0~3ヶ月(人工乳) 5~28回 2.0回
6~12カ月 5~28回 1.8回
1~3歳 4~21回 1.4回
3歳以上 3~14回 1.0回

便秘とは?

排便回数が1週間に2回以下の場合・排便時に痛みや出血を伴う場合は、便秘の可能性があります。

なぜ便秘になってしまう?

便秘のほとんどは、原因のわからない体質的なもので「機能性便秘症」と呼ばれます。
ただし、便秘の中には、ホルモン・神経・腸や肛門の病気が原因となっていることもあるので、一般的な便秘症(慢性機能性便秘症)の治療で便秘が改善されない場合は詳しく検査する必要があります。

便秘になりやすい時期ってあるの?

あります。母乳から人工乳に変えたとき、離乳食を開始したとき、トイレットトレーニングを開始したとき、学校へ通学が始まったとき(学校で排便を回避しようとしてしまうため)などに便秘症となってしまうことがあります。  

こどもの時に便秘になると、大人になっても便秘のまま ?

5歳以上の便秘のお子さんのうち、大人になってからも便秘のままになってしまう可能性は25%程度といわれています。

機能性便秘の治療は?

内服や坐剤/浣腸、あるいは両方を併用して治療を行います。治療に時間がかかることも多いです。

  • 内服:酸化マグネシウム・モビコール・マルツエキス(浸透圧性下剤(便を柔らかくする作用))ラキソベロン・プルゼニド (刺激性下剤(便を出す作用))
  • 坐剤:テレミンソフト・新レシカルボン
  • 浣腸:グリセリン浣腸液

過敏性腸症候群

どんな病気?

2ヶ月以上、週1回以上にわたって、腹痛・腹部不快感を繰り返し、排便回数や便性変化を伴う腸の機能的な病気です。
腹痛・腹部不快感を説明できる器質的な病気(炎症性腸疾患、胃潰瘍、腫瘍、甲状腺疾患など)ではなく、機能的な病気だと判断することが重要です。(器質的病気を疑うサイン:血便、貧血、繰り返す嘔吐、体重減少、進行性の腹痛、外科的治療歴など)
こどもの有病率は小学生: 1~2%、中学生: 2~5%、高校生: 5~9%と報告されており、比較的頻度の高い病気です。

原因は?

明らかな病気の原因はわかっていません。
心理的ストレス、自律神経、遺伝、胃腸炎後のストレス、セロトニンなどのいろいろな要因が発症に関わっていると考えられています。

治療は?

生活習慣の改善と内服治療を行います。
☆ 生活習慣の改善:規則正しい睡眠・起床時間・排便習慣を心掛け、バランスの取れた食事内容を心掛けるころが重要です。
☆ 内服治療:便の性状(下痢型・便秘型・混合型)に応じて治療薬を選択します。
下痢型:止痢薬(ロペミン)
便秘型:下剤(酸化マグネシウム, モビコールなど), 漢方薬(大建中湯 等)
混合型:コロネル, 漢方薬(桂枝加芍薬 等)
腹痛に対する治療薬:ブスコパン, 消化管運動調整薬(セレキノン)
各種治を4~8週間 続けても症状があまりよくならない場合は、器質的な病気ではないかを踏まえて再評価が必要となります。

大腸リンパ濾胞増殖症

どんな病気ですか?

「便に少しだけが混じっているんですが…」といって受診されることが多い病気です。生理的な程度を超えて腸管リンパ組織が増殖したものを大腸リンパ濾胞増殖症と呼んでいます。増殖したリンパ組織部分を便が通過する際に少量だけ出血すると言われています。腸管リンパ組織がなぜ異常に増殖するのかははっきり分かっていません。
母乳栄養児に多いことから、母乳に関連した何らかの反応によるものとも考えられています。

症状は?

血便、腹痛、発熱、下痢などを伴うことがありますが、いづれの症状も比較的軽度なことが多いとされています。血便は、便に線状・粘液状の血液が付着する程度の血便であることが多く、機嫌もよく、体重増加が良好であれば、大腸リンパ濾胞増殖症を判断されることが多いです。ただし、その他の病気を鑑別する必要があるので、血便を認めた際には医療機関で必ずご相談ください。
(便を持参して受診する、あるいはスマートフォン等で便の性状を撮影しておくと診療の参考になります)

治療は?

基本的に自然に軽快するため、特に治療は必要ありません。母乳栄養児であれば、1歳前後(離乳が完了する頃)に自然軽快することが多いとされています。

裂肛

裂肛ってどんな病気?

こどもの肛門部疾患のなかで頻度の高い疾患のひとつです。太くて硬い便が肛門を通過するときに、肛門上皮が過剰に伸展して裂けて生じた傷(裂創)を裂肛と呼びます。多くは便秘が原因となりますが、下痢でも裂肛を生じることがあります。1~3歳頃に多いとされています。

症状は?

排便時の痛み、排便時の出血、便秘が主な症状です。
「便に血が混じってるんですが…」ということで受診されることが多い病気です。出血といっても、正常な便に少量の血液が付着している程度の出血であることがほとんどです。裂肛部に「見張りいぼ」と呼ばれる隆起性病変を伴うことがあります。

治療は?

裂肛便秘に伴う裂肛の場合、便秘➡硬い便➡排便時の痛み➡便秘➡… という悪循環を断ち切ることが重要です。
便秘の治療を行うことで裂肛を改善させます。便秘の治療が最も重要です(便秘(小児慢性機能便秘症))。急性に生じた裂肛であれば、1週間程度で改善しますが、慢性の経過のものは改善するのに1ヶ月程度を要することがあります。局所の痛みに対しては外用薬(強力ポステリザン軟膏、プロクトセディル軟膏など)を使用することもあります。

腸重積

どんな病気?

腸重積腸管が腸管に引き込まれてしまい、腸管が重なり合った部分の血流が悪くなってしまう病気です。明らかな発症機序は分かっていません。
1~4人/1000人に認め、2歳未満が80~90%を占めます(3ヶ月未満・6歳以上では少ない)。5歳で腸重積に罹患した場合は、別の病気(メッケル憩室など)を合併していることを考慮します。重症の場合(腸管壊死など)、命に関わることがあります。

症状は?

腹痛・嘔吐・粘血便(イチゴジャムのような血便)が主な症状(3主徴)です。粘血便を認めないこともあります。不機嫌/啼泣を含めた腹痛を認め、その後に嘔吐を認めることが多いです。間欠的な不機嫌(不機嫌が突然改善し、再度不機嫌になることを繰り返します)を認めることもあるのが特徴です。発症して24時間が経過してしまうと手術して治療する必要があるため、発症したらなるべく早く受診することが重要です。

治療は?

非観血的整復術(手術ではない)と観血的整復術(手術)があります。

  • 非観血的整復術:肛門から造影剤あるいは空気・生理食塩水を注入し、整復します。整復率は90%程度とされていますが、整復できない場合は手術が必要となります。
  • 観血的整復術(手術):腹腔鏡下手術や開腹手術で整復します。

非観血的整復術後の再発率は10%、観血的整復術後の再発率は4%以下とされています。

二次性 乳糖不耐症

どんな病気?

ウイルス性胃腸炎後などに、母乳・人工乳を飲んでいることが原因で下痢が続いてしまう病気です。胃腸炎によって乳糖(母乳・人工乳などに含まれている糖分)を分解する酵素(ラクターゼ)が一時的に減少し、乳糖をうまく消化吸収できなくなり、様々な症状が引き起こされます。ウイルス性胃腸炎後の二次性乳糖不耐症の発症率は5~8%程度とされています。ロタウイルス性胃腸炎後に多いといわれています。

どんな症状?

長引く下痢、腹痛、嘔吐、お腹が張るなどの症状を認めます。ウイルス性胃腸炎と診断された後も下痢などが続く場合(2週間以上)、二次性乳糖不耐症の可能性を考慮します。

治療は?

基本的には乳糖摂取の制限が原則ですが、

  • 母乳や人工乳を飲む前に、病院で処方される乳糖分解酵素(ミルラクトやガランターゼ)を内服する。
  • 市販されている乳糖を含まない調整粉乳(ノンラクト(森永乳業)など)に変更してみる。

などの治療を行います。詳しくは医療機関でご相談ください。

周期性嘔吐症候群

どんな病気?

発作性の強い吐き気・嘔吐が周期的に繰り返し、発作のないとき(発作間欠期)には完全に無症状であることを特徴とする病気です。  こどもの1%程度に認め、平均発症年齢は5歳前後が多いとされています。

原因は?

原因ははっきり分かっていません。
(自律神経障害、ミトコンドリアエネルギー産生系異常、脂肪酸酸化障害、内分泌異常、消化管運動異常、心身症などの多方面から原因は検討されています)

症状は?

前駆症状(強い嘔気・顔面蒼白・疲労感・腹痛など)が出現した後、数分~数時間後に発作(嘔吐(ピーク時間帯:6回/時間 程度)・吐き気・腹痛など)が数時間~数日間続きます(平均4日間)。発作は予測可能な周期性をもっていることが多く、ご家族もある程度次の発作を予測することができます。
75%で発作の引き金が判別可能とされています(誘発要因: 心理ストレス・興奮・運動・感染・月経など)。

診断は?

決め手となるような検査はありません。その他の疾患ではないことを確認し、診断されます。

診断方法

  1. 以下②および③を満たす発作が過去に5回以上ある。
  2. 1時間~10日間続く、吐き気と嘔吐を周期的に認める。
  3. 発作中の嘔吐は少なくとも4回/時間の頻度で1時間以上続く。
  4. 発作間欠期は無症状
  5. 嘔吐の原因となるようなその他の病気ではない。

治療は?

標準的な治療法はありません。発作が治るまでは、経口摂取が困難なため、輸液療法を要することが多く、必要に応じて入院加療が必要となります。保険適応外となりますが、発作時や発作予防に対して有効とされている治療法も試みることがあります。

治るの?

60%程度のお子さんが自然に改善すると言われています。発作が改善する年齢(中央値)は10歳と報告されています。また、50%程度のお子さんは長期的に片頭痛に進展すると言われています。

でべそ(臍ヘルニア)

臍ヘルニア(≒でべそ)ってどうしてできるの?

生まれた直後は、どのあかちゃんも臍の真下には穴が開いています。生後2~4週後頃に左右の腹筋の隙間が閉じてきてこの穴は塞がりますが、この穴が塞がらないと腸が脱出し、臍ヘルニアとなってしまいます。臍ヘルニアは、あかちゃん全体の4~5%で認めるとされています。

治療は必要ですか?

必ずしも必要ではありません。2歳頃までに自然に治ることが多い病気です(90%以上が自然閉鎖します)。
ただし、大きいでべそ等では自然に治ったとしても皮膚がたるんでしまい、綺麗なおへそにならないこともあります。 

どんな治療法がありますか?

下記の2つの方法があります。

  • 圧迫療法 (小児科外来で実施可能です)
  • 手術

圧迫療法で治る?

圧迫療法圧迫療法で約90%が治るとされています。 圧迫療法に関しては医療機関でご相談ください。 
へそ圧迫材パックや市販の綿球/スポンジ等を利用して治療を行います。テープかぶれに注意が必要となります。
直径20mmを超える大きな臍ヘルニアで、圧迫療法が効きにくい場合は、早期に手術を検討した方がよいこともあります。

夜驚症

寝始めて1~2時間後に急に起き上がって「怖い、怖い」と叫び始めて興奮状態となり、数分後にまた寝てしまいました…
病気でしょうか?

幼児~小学生くらいのお子さんにみられる睡眠障害の1つで、夜驚症(睡眠時驚愕症) といいます。

原因は?

原因は不明ですが、こどもの脳における睡眠機能の未熟性が関わっていると考えらえています。こどもたちの 1~6%に現れるといわれています。

症状は?

深い睡眠中(レム睡眠)に突然起き上がり、叫び声・悲鳴をあげたり、呼吸窮迫や発汗などを認めます。 周囲への反応が乏しいパニック状態が続きますが、数分~数十分で落ち着き、再び眠りに戻ることがほとんどです。翌朝にはパニックを起こしたことを殆ど覚えていないという特徴もあります。多くの場合は成長とともに症状が落ち着きます。

治療は?

成長と共に睡眠機能が発達し、自然に症状が治まることがほとんどです。10代半ばを過ぎても症状が遷延する場合は、医療機関でご相談ください。 

鵞口瘡(がこうそう)

あかちゃんの口の中に白いミルクかすのようなものがあって取れません。異常ですか?

鵞口瘡といい、カンジダという真菌(カビ)が原因の口の中の感染症です。

感染経路は?

産道由来、水平感染で感染するとされています。不潔な手指や哺乳びん、乳首などから感染することも多いとされています。

 

症状は?

頬の内側、舌、唇の内側、上あごなどに白い斑点のようにみえるだけで、無症状のことが多いです。ミルクかすのようにみえますが、こすってもとれません。無理にはがそうとすると出血することがあります。炎症を伴うこともあり、痛みのために哺乳量が減ることもあります。

治療は?

局所に薬剤(抗真菌薬)を塗布することによって3~4日でよくなることが多いです。予防することも重要であり、哺乳びん・乳首・手指の消毒が大切です。

こどもの低身長

何cmだと低身長になりますか?

年齢(何歳何カ月ごと)により基準が設けられています。何歳で何cm以下であれば低身長という基準ではありません。低身長とは、同性同年齢の平均身長のー2.0 SD以下、あるいは3 パーセントタイル以下を指します。SDスコアやパーセンタイルと言われても…非常にわかりにくいかと思います。
➡ 自動計算してくれるサイト等がありますのでそちらで計算してみてください。
現在の身長だけではなく、成長率(身長の増加率)でも低身長と判断されます。-1.5 SD 以下の成長率が2年以上続く場合も低身長と考えられます。

どんな治療をするの?

治療の必要な低身長と診断された場合、成長ホルモンを補充することで身長の改善が期待できる場合、成長ホルモン治療を考慮します。成長ホルモン製剤は、7回/週間(毎日) or 6回/週間(1日だけ休み)、自宅にて皮下注射して頂きます。
(ご家族の方 or ご本人に注射して頂く治療法になります)

身長が低いだけで治療することになりますか?

身長が低いだけでは、治療適応にはなりません。成長ホルモン分泌刺激(負荷)試験が必要となります。この検査で基準値を下回っていれば、診断が確定し、治療を行うことになります。(負荷試験だけでなく、レントゲン検査・染色体検査・頭部MRI検査なども行うことがあります)
一般的には大学病院等に入院して検査を施行されますが、一部のクリニックでは外来で検査を実施している施設もあります。
(当院では、負荷試験が必要な場合は東京慈恵会医科大学附属葛飾医療センターへご紹介とさせて頂いております)
低身長がご心配な場合は、気軽に当院にてご相談ください。

熱中症

どんな病気?

初夏から夏にかけて環境に体が対応できず、体温調節ができなくなることで生じる様々な症状の総称を熱中症と呼びます。暑い日だけではなく、湿度の高い時期にも起こりやすく、梅雨明けの暑い日がもっとも熱中症になり易いので注意が必要です。子どもは体温が上がりやすく、脱水になりやすいこと、身長が低い(あるいはバギーに乗っている)ためアスファルトからの熱を受けやすいことなどから、熱中症になりやすいので注意が必要です。

どうやって診断するの?診断基準ってあるの?

明確な診断基準はありません。「暑い環境に居る、あるいは居たあとの体調不良はすべて熱中症の可能性がある」と考えることが重要です。
症状の種類や血液検査などによって診断基準が設けられているわけではないので、熱中症を疑って早めに対応することが大切です。

どんな症状?

様々な症状があり、症状に応じて重症度が3つにランクづけされています。症状は進行することがあるので注意が必要です。

軽症
(Ⅰ度)
めまい, 立ち眩み, 生あくび, 筋肉痛(こむら返り), 汗が多い, 手足のしびれ, 気分の不快感 (熱はあまりあがりません)
中等症
(Ⅱ度)
頭痛, 吐き気, 嘔吐, だるい, 集中力の低下, 発熱(正常~40℃未満)
重症
(Ⅲ度)
異常な高体温, 意識障害(呼びかけに反応しない), まっすぐ歩けない, けいれん, 発汗停止(もしくは異常な発汗)

乳児で熱中症を疑った場合や、中等症(Ⅱ度)の症状を認めた場合は、自家用車やタクシーで医療機関を受診してください。
重症(Ⅲ度)の症状を認めた場合は、速やかに医療機関を受診してください(救急車を呼んでください)。
頭痛に対しては効果が期待できるので解熱鎮痛剤を使用して頂いても問題ありませんが、熱中症の発熱に対しては解熱鎮痛剤に解熱効果はないのでご注意ください。

軽症の場合の対応はどうすればいい?

応急処置として下記の対応を実施してください。

  •  涼しい場所に移動する
  • 体を冷やす:保冷剤や水で濡れたタオルを用いて、首・わきの下・太ももの付け根などを冷やしてください。
  • 水分をとる:乳幼児であれば、母乳/ミルク/アクアライトORSなどを摂取してください。年長児では、OS-1などの経口補水液/スポーツドリンク/薄めたリンゴジュースなどの水分を摂取してください。
熱中症は予防することがとても大切です!

こまめな水分補給を行い、日焼け対策を行ってください。屋内でも熱中症になってしまう可能性があるので、適宜、涼しい場所で体を冷やしてください。

上皮真珠

あかちゃんの歯茎に白い粒があります… 異常ですか?

異常ではありません。上皮真珠と呼ばれるものです。皮膚のもとになる細胞が歯茎の中に袋状に閉じ込められて角質の塊をつくったものです。

症状は? 

無症状です。あかちゃん(新生児)の半数~8割に見られるとの報告もあります。

治療は?

治療は必要ありません。通常、成長に伴って自然に消えるか、数カ月のうちに自然に破れてとれます。無理に潰す必要はありません。

地図状舌(良性遊走性舌炎)

ベロに変な模様みたいなものがあります…異常ですか?

地図状舌(良性遊走性舌炎)と呼ばれる舌の炎症です。舌の白い苔のようなものが、何らかの原因で部分的にはがれ、舌が地図状にみえる状態です。舌にいろいろな模様が現れ、日によって形を変えます。良性で無害な舌粘膜の変化であり、15歳以下の小児では3%前後に認めるといわれています。

原因は?

原因は不明です。ストレスや栄養障害、体調不良(喘息・気管支炎)などに関連している言われることもありますが、定かではありません。

症状は?

通常は自覚症状はありませんが、ひりひりしたり、しみたりすることもあります。

治療は?

特に治療は必要ありません。ひりひりする等の症状がある場合は対症療法(含嗽薬やトローチ)を行います。

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葛飾バンビこどもクリニック

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葛飾バンビこどもクリニック

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